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朝鮮人戦時労務動員を考える資料庫
ラベル
01) 動員の法令・通達
02) 労務動員・朝鮮側の証言
03) 労務動員・日本側の記録
04) 日韓会談関連
05) その他
2020年5月29日金曜日
野中広務が見た朝鮮人の「強制労働」
私の生まれ育った京都府船井郡園部町(現在の南丹市)がある口丹波(くちたんば)といわれる地方には戦争前、マンガンなどの鉱山がありました。
僕は子どものころ、鉱山で働く朝鮮人が、背中にたくさんの荷物を背負い、道をよろよろ歩く、疲れ切ってうずくまるとムチでパチッと叩(たた)かれ、血を流しながら、はうようにまた歩き出す、そんな姿を見てきました。また私の家から
300
メートルほど先に大阪造兵廠(しょう)が疎開してきて、兵器を造るため連行されてきた朝鮮人が同じようにひどい仕打ちで働かされていました。
(「赤旗」
2009
年
6
月
27
日付)
●解説
野中広務氏は、内閣官房長官や党幹事長を努めた保守政治家である。野中氏は
2003
年秋の総選挙を機に衆院議員を引退。その後、憲法や戦争と平和、政治の原点をテーマに全国各地を講演に歩き、テレビや雑誌上で積極的に発言を続けたが、
18
年に亡くなった。
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